2014年3月17日

ブリストルの日本人ネットワーク

ブリストルには日本人が少ないとネットには書いてあった。実際には、日本人は結構いて助かっている。一応40万人都市である。人口の0.01%しか日本人がいないとしても、40人はいることになる。実際にそれ位の人数にも見える。0.1%=400人は、いない気がする(調べたわけではないので分からないが)。留学生として来てる人は期間限定的なので除外すると、住んでいる人の大半は、イギリス人と結婚した日本人女性である。日本人男性は、まだ一人も知らない。日系企業がないこともその一つの理由だ。

単身なら、日本人ネットワークに頼らずとも生活は成り立つだろうし、あえて探さないかもしれない。学生でアメリカに1年留学したときは、日本人ネットワークをあえて見ないという方針で英語を向上させた(注:それでも、日本人の友だちは何人かいて、今も続いてる)。しかし、家族持ちだと考えが異なる。特に、小さい子どもがいると、全ての動きがとりにくい。妻が英語を向上させようと思っても、子ども3人(うち、2人オムツ)の世話に加えて英語やイギリス人の輪に早急に飛び込むのは、すぐに容量オーバーになりかねない。それよりも、日本人でコミュニケーションを確保し、英語は数年計画でゆっくりとやっていくのが現実的だ。そのようなスローな計画でも、英語をちゃんとやろうとするかそうでないかで、長期的には差が出てくるはず。

さて、日本人ネットワークには非常に助けられている。職場で隣の部屋の人の奥さんが日本人である。ここから輪が広がって、イギリス生活2週間にして、かなりの日本人の方と知り合い、色々助けてもらった。イギリス人に助けてもらうことと何が違うのか? 言語の問題を除いても、以下のような貴重さがある。

  • 日本食の情報。中国系スーパーマーケットがあり、アジアの食材を売ってる。中国米のおかげで、米は日本より安い。当座鍋で炊いてるが、味も十分に OK. ふりかけは高いので、自分は、韓国のキムチ味噌ペースト(ご飯に合う!)で食べてる。そういったこと(笑)。
  • 日本語がある場についての情報。日本人の子ども集まり、日本語補習校、ママ友的な集まりなど。子どもは、今後英語に傾倒していくはずだから、どうやって日常生活の中で日本語や日本っぽいことをキープして伸ばしていくかは、大半の家庭の悩みらしい。そのやり方など。
  • 長くこちらに住んでる日本の方は、当然ながら、日本人なら気になる種類の情報をもっている。日本食だけでなく、日本人ならこのアイテム欲しいよね、というのがある(サランラップとか、日本のものに近いオムツとか)。また、子どもの小学校を、小学校の評定(が公表されている)に基いて決めることはイギリスで一般的なようだが、それだけでなく、英語がわからない子どもへのサポートをしてくれる学校かどうか。あるいは、日本人目線で見たときの、地域ごとの治安の情報。日本に帰る航空券の情報。などなど。

みんな、親切に学校やスーパーの個別名に至るまで教えてくれる。ありがたいことです。 実際には、日本人に限らず、職場のイギリス人たちにも、とても助けられてます。